一方、太陽光発電にもデメリットは存在する。
まず一つは、自然エネルギーを基にしているので、供給量が安定しないこと。
もう一つは、設置のコストが割高なことだ。



太陽光発電は、その名の通り太陽光をエネルギーにする発電方法なので、当然夜間は発電できない。また、曇りや雨で十分な日照量が得られない場合も、発電量は簡単に変動する。更に、太陽光発電では、作った電気を何かにストックしておくことができない。電力を太陽光発電のみに頼っている場合、ぐずついた天候が続けば、電気がストップする恐れもある。そうならないためには、太陽光発電が使えない条件をカバーできる、他の発電方法と組み合わせて利用したり、電力会社と提携して不足分の電力を補ってもらえるような仕組みが必要だ。

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現に一般住宅向けの太陽王発電装置は、設置時に予備電源として電力会社と提携しているシステムのものが多い。発電の過不足が起きた場合は、自動的に電力会社に余剰分を送ったり、不足分を送ってもらったりできるようになっているのだ。
また、太陽光の弱点をカバーする相手として、風力発電との組み合わせも考えられている。風力は一日を通して発電でき、夏場に弱く冬場に強いという、太陽光と逆の性質を持っている。太陽光発電2に対して、風力発電を1使用すると電力需要に適切に対応できるという研究結果も出ているようだ。

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設置コストについても、複数企業の参入による価格競争で以前よりぐっと下がったものの、一般住宅向けの発電装置の設置に150万~200万程度の費用が必要とのデータもあり、まだまだ一般家庭が気軽に手が出せる金額とは言えない。自家発電をすれば電気代は浮くわけだが、現在の値段の場合、初期投資金額を回収するのに10~20年かかるとも言われている。
ただ、冒頭でも述べたように、これから太陽光発電の需要が高まれば、競争はますます激しくなり、大量生産によって価格は更に下落するだろう。取り扱う業者も増えて、選択肢も広がるはずだ。中長期的に見れば、コストが最も安い発電手段の一つになるだろうと予測される。